No.89
2018/6/1 好きなもの 編集
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<span style="font-size:x-large;">ラキクレが好きです!!!!!!</span>
妖魔に襲われてすべてを失ったラキがクレアに救われたけど、実はかつてクレアも同じようにテレサに救われていた…。クレアがラキに言った「一緒に来るか?」は、かつての自分が一番欲しい言葉だった。という救いの連鎖が好きです。
ひとりぼっちになった子どものときのクレアは、同じように傷を抱えてこっそり心で泣いているテレサを抱きしめる。それは自分が一番してほしいことだったから。テレサを救おうとすることで自分自身が救われていた。「自分がしてほしいことを誰かにしてあげて救うことで自分自身が救われる」という救済の形も好きです。
クレイモアは、戦う女戦士萌え!アクション!ダークファンタジー!という魅力はもちろんあるしそれらが一番有名だと思うんですが、私が一番注目して愛したいのはこの救い救われの二点です。
最終的にクレアと離れ離れになってしまったラキは仲間を見つけながらも一人立ちして、そしてクレアが自分にしてくれたことをまねてプリシラと一緒にいることをしてみる。クレアに少しでも近づきたくて。そこがまたおもしろいドラマになっていて好きです。
ただ最後のここの関係は、救い救われにはなりきれなかった、プリシラを救うことはできなかった…というのがまた趣があって好きです。
リアルタイムで追っていたときはロートレクの灰塵あたりが少し間延びし過ぎかな?インフレ起きてない?と心配だったのですが、完結した今改めて最初から通してみると、終始熱い怒涛の展開の連続でおもしろく読めました。たぶん月刊誌の都合上半年に一回しか単行本が出ないので待たされる期間が長く、そしてラキの再登場、ラキクレの再会を願い過ぎていたために展開を急いでしまっていたのでしょう。
そして何より、別にパワーインフレは起きていなかった、最強の敵は序盤から変わらずプリシラのままで、そしてプリシラを超える最強のキャラも変わらずテレサのままだった、という終わり方が実に見事です。後期の怒涛の展開はプリシラの強さを後押しするためだった。そしてそれに打ち勝つテレサの強さが最終巻でこれでもかとばかりに描写される。こんなに痛快で後味の良い終わり方をする漫画はなかなかないです。
長期に渡り連載されていた作品ですが、全体のテーマや雰囲気を変えることはなく、初志貫徹して伏線も回収して描くことを描き切って気持ちよく終わってくれた印象です。そこが好き。
双子の女神のテレサとクレアという象徴がたびたび登場していましたが、最後の戦いでそれが意味あるものとして登場する演出もまたニクい!!鳥肌が立つレベルです。
7年経って大きくなったラキがイケメン良い男おとな過ぎます。読んでいるとあまりにどこか悟ったふう「そのときにプリシラが食べるのは俺の内臓だ」ニコッ、なので、リアルタイム当時は逆に心配になるほどでした。7年のうちに子どものときのラキはどこかへ消えてしまったのか…人間性を失ってしまったのか…とつらかったです。
でもラキが、プリシラとともに封印されたクレアに呼びかけるとき、あのときのままの素の部分が出てくれて本当にうれしくほっとしました。「クレアといると俺はあのときのガキんちょのままだ」
そしてかつてクレアにかけてクレアを救った言葉をまた繰り返して、それによりクレアを呼び戻す。この展開が実にラキクレ的に神!!!!!ラキクレの再会を待ちわびてクレイモアを追った数年間ですが、その長い時間も報われた気がしました。読んだ当時は萌えとかどうこうじゃなくてただただ何かに感謝するしかなかった…。八木先生ありがとう。合掌。
キャラとしてはやはり主人公のクレアやラキ、テレサが別格で好きですが、個人的にヘレンが好きです。ガサツでちょっとおバカで分かりやすく「人間」くさいヘレンがかわいい。デネブとの絆もまた熱くてー。
何気に冷静で落ち着いたように見えるデネブのほうが豪胆で乱暴だったりするのもまたニクいです。デネブも好き。
ミリアは文句なしにかっこいいです!!!!!!一度目の単身組織襲撃のときに死んだと思わせる描写があったとき、えっミリア????いやでもミリアは死ななくない????みたいに戸惑いを覚えつつ次の巻を待ちました。そして実は生きていた!展開が熱くてかっこよすぎて…!ミリア隊長ーーー!!!
「死んだと思わせておいて実は生きていた」展開って、描きようによっては大きく失敗してしまう難しいところだと思うのですが、ここも八木先生はうまく熱くかっこよくおもしろくクレイモアらしく見事に描き切ってくれて、「なんだー生きてたのかよ」といった拍子抜けた気持ちは全くなく、ありがとう!!!!!!ミリア隊長生きていてくれてありがとう!!!!となりました。
ミリアは隊長としてはあまりに優しすぎるのが欠点ですが、その優しさ、甘さこそに惹かれて心を動かされて、あの場にいた戦士たち全員がミリアとともに組織に刃を向ける決意をした、というのがさいっこうに熱いです。
そしてそれからガラテアも好きです!!!!!!!ガラテアは美しい…そして強い、かっこいい。自分を受け入れてくれた大切な街を守るため、自分を倒すことのできる強さをもった戦士が妖気を隠して近づいてくるのを利用して、手を組んで街に潜む覚醒者を倒そうとした、というのが、サイコーにクールでかっこいい!!さすがです。
しかしその作戦がクラリスの愚直っぷりに崩され、敵に貫かれたとき。よくもまあそんな無謀なことしたわねぇみたいに揶揄されたのに対し、クールに「自分でもそう思う。だが意外と悪くない、おまえもやってみろ。オススメだぞ」って言ったのが!!!!!!!!!!かっこいいーーーー!!!!!!!姐さんしゅてき。酒豪なところもしゅてき。
というわけで結局誰がキャラ単体で一番やねんということですが、決められません。クレイモアの女戦士たちが、キャラクターたちがそれぞれに背景にドラマを持っているところもこの作品の好きなポイントです。
今日最後まで読み終わって、ほんっとーーーーーに読後感の良いダークファンタジーだな!!最高だな!!!!となりました。八木先生ありがとう…。満たされた気持ちになれました。
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